界面活性剤の働きと界面活性剤が頭皮におよぼす影響について

界面活性剤の働きと界面活性剤が頭皮におよぼす影響について

やべぇ・・・

 

「界面活性剤」といいますと“危険”というイメージがあるようですが、

 

良いものと悪いものと両方あります。

 

過去に石油系界面活性剤の毒性が問題になったため

 

頭皮に悪い成分と認識されてしまっているようです。

 

界面活性剤とは簡単に言えば水と油わ混ぜ合わせる乳化剤のことなのです。

 

食品、化粧品、家庭用洗剤など様々なものに使用されています。

 

ただ、問題になるのが「何から抽出したのか…」が問題となるわけです。

 

“危険”なのは先ほど申しました通り石油から抽出した合成界面活性剤です。

 

環境を汚染し、人に悪影響を与える環境ホルモンとも言えると思います。

 

しかし、合成であっても安全性の高い原料(界面活性剤)はできるはずなのですが、

 

コストがかかる為にメーカ−によってはコストの高い

 

高品位の界面活性剤を使用することはしません。

 

合成界面活性剤が当然のごとく使用されるようになったのは、

 

単純に言えば製造コストの問題です。

 

植物、動物由来成分はコストが非常にかかり、

 

製品化する際にも技術を要します。

 

しかし、合成界面活性剤の場合、乳化力に優れ、

 

汚れを落とす力が強くその上大量生産しやすいんですね。

 

ドラッグストアなどで売っている育毛剤が

 

ネットなど良く知られている育毛剤よりも安いのは

 

メーカのコストカットのため頭皮に良くない界面活性剤が含まれているからなんです。

 

界面活性剤についてさらに詳しく説明します

 

そもそも界面活性剤ってどんな働きをするの?

 

簡単に箇条書きにしますと

 

・混ざり合わないものを 混ぜる。(乳化・分散)
・濡れやすく、 しみ込みやすくする(湿潤・浸透)
・泡を立てたり、 消したりする(発泡・起泡)
・汚れを落とす (洗浄)
・柔らかくしたり、滑りをよくする(柔軟・平滑)
・静電気を防ぐ帯電防止)
・錆を止める(防錆)
・染めむらをなくしたり、色落ちを防ぐ(均染・固着)
・菌を殺す(殺菌)

 

界面活性剤の種類について

 

界面活性剤は、水になじみやすい部分(親水基)と、

 

油になじみやすい部分(親油基)から成っています。

 

親水基の部分は、水に溶かすとイオンの形になるものがほとんどですが、

 

そのイオンの形により四種類の界面活性剤に分けられています。

 

 

1、水に溶かすと親水基の部分がマイナスイオンになる「アニオン(陰イオン)性界面活性剤」
2、プラスイオンになる「カチオン(陽イオン)性界面活性剤」
3、マイナスとプラスの両方のイオンを持っている「両性界面活性剤」
4、水に溶かしてもイオンの形にならない「非イオン(ノニオン)性界面活性剤」

 

このうちシャンプーの主成分である洗浄剤としてよく使われるのは アニオン性界面活性剤で
最近は 髪や頭皮に対する刺激の少ない 両性界面活性剤もよく使われています
カオチン性界面活性剤はリンスやトリートメントの主成分として
非イオン性界面活性剤はシャンプーの補助洗浄剤やリンスの乳化剤として使われています

 

【アニオン性界面活性剤】

 

◎高級アルコール系

 

●ラウレス硫酸アンモニウム
●ラウリル硫酸TEA
●(C12・13)パレス−3硫酸Na
●アルキルエーテル硫酸塩など…

 

○○硫酸Na(○○はラウレスなど)は、非常に刺激・洗浄力が高いアニオン活性剤です。

 

原料のコストも安く、市販のシャンプーの主な成分になっている事が多いです。

 

しかしこの活性剤が入っているものは基本的にはオススメはできません。

 

図にあるように洗浄力が強いという理由からです。

 

皮脂の摂りすぎは頭皮によくないことはご存じだと思います。

 

泡立ちがいいというメリットもあるのですが、

 

泡立ちをよくするためなら別の活性剤もあります。

 

また、汚れを落とすためなら、

 

刺激の少ない活性剤でも2度洗いで十分落とせます。

 

※成分表の最後のほうにラウレス硫酸Naなどがあった場合は添加剤の乳化・安定剤の代わりに使うことも、稀にあります。

 

◎アミノ酸系

 

●ココイルグルタミン酸TEA
●ラウロイルメチルアラニンNa
●ココイルサルコシンNaなど…

グルタミン酸はアミノ酸(グルタミン酸)由来、アラニンはアミノ酸(β[ベータ]−アラニン)由来、

 

サルコシンはアミノ酸(グリシン)由来のアニオン活性剤です。

 

グルタミン酸は、洗浄力が強くなく、あわ立ちもあまりよくないのですが、

 

皮膚毛髪に対してとても低刺激で優しく、

 

コンディショニング効果も高く、高価なアニオン活性剤です。

 

アラニンは、適度な洗浄力と脱脂力を有しており、

 

シットリとした感触のアニオン活性剤です。

 

サルコシンは、温和な洗浄力と静菌力を有しており、

 

歯磨剤から身体洗浄剤まで幅広く使用され、

 

サッパリとした仕上がりのアニオン活性剤です。

 

そのほかに、アスパラギン酸・リンゴ酸などのアミノ酸系シャンプーがあります。

 

アミノ酸系のシャンプーが主剤になっているシャンプーは、ダメージ毛に対してオススメです。

 

※アミノ酸系のシャンプーのアミノ酸は、
皮膚に対して親和性が高いため、かゆみがでる人もおられます。

 

◎タンパク質由来系

 

●ラウロイル加水分解シルクNa
●ココイル加水分解コラーゲンNa・
●ラウロイルシルクアミノ酸Kな

シルク・コラーゲンなどタンパク質を加水分解して得られるポリペプチド(PPT)を元にして作られるアニオン活性剤。

 

皮膚・毛髪に対して低刺激で、非常にコンディショニング効果が高い、非常に高価な活性剤。

 

※ラウロイル加水分解シルク・ラウロイルシルクアミノ酸Kは、リンス不要なくらいの仕上がりになります。

 

 

◎タウリン系

 

●ココイルメチルタウリンNa
●ラウロイルメチルタウリンNa

合流アミノ酸といわれるアニオン活性剤。

 

AMT(アシルメチルタウリン)と呼ばれることもある。

 

皮膚・毛髪に対して低刺激の泡立ちの良好な活性剤。

 

 

◎α(アルファ)−オレフィン系

 

●(C14−16)オレフィンスルホン酸Na

洗浄力が高く、泡立ちも良好なアニオン活性剤。

 

高級アルコール系よりも皮膚への刺激がやや弱くなっている。

 

※成分表の2・3番目(水の次)だと濃度が濃いため、

 

サッパリとした仕上がりのシャンプーになります。

 

4番目以降は泡立ち・洗浄力の向上に使われます。

 

 

◎スルホコハク酸系

 

●スルホコハク酸ラウレス2Na

泡の持続力が優れているアニオン活性剤。

 

他の活性剤と組み合わせると起泡力が増します。

 

高級アルコールを原料としていますが、高級アルコール系よりも皮膚刺激はやや弱くなっています。

 

※成分表の2・3番目(水の次)だと濃度が濃いため、

 

サッパリとした仕上がりのシャンプーになります。

 

4番目以降は泡立ち・洗浄力の向上に使われます。

 

 

◎アルカリ石けん系

 

●オレイン酸Na
●石けん用素地など…

いわゆる石けん。生分解性が高く、洗浄力があるアニオン活性剤。

 

ph(ペーハー)が高いため、皮膚への刺激性・毛髪へのダメージがある。

 

また、水の中のカルシウムイオンなどと結合して、スカム(石のようなもの)を作り、

 

髪に吸着し、毛髪が硬くなってしまう。

 

 

◎酸性石けん系

 

●ラウレス−3酢酸Naなど…

アルカリ石けんを改良したもの、生分解性が良く、適度な洗浄力があるアニオン活性剤。

 

弱酸性なので、刺激が緩和されている(ラウレス3酢酸Naが弱酸性と書きましたが、

 

上のアルカリ石けん系以外はシャンプーの場合、

 

高級アルコール系だろうと、アミノ酸系だろうと弱酸性が基本です)

 

※成分表の2・3番目(水の次)だと濃度が濃いため、サッパリとした仕上がりのシャンプーになります。

 

4番目以降は泡立ち・洗浄力の向上に使われます。

 

 

◎アミドエーテル硫酸系

 

●PEG−3ヤシ油脂肪酸アミドMEA硫酸Na

高級アルコール系とほぼ同等の泡立ちの良さがありながら、

 

アシルメチルタウリン系(AMT)に構造が類似しており、

 

皮膚刺激は高級アルコール系よりも弱くなっている。

 

※成分表の2・3番目(水の次)だと濃度が濃いため、

 

サッパリとした仕上がりのシャンプーになります。

 

4番目以降は泡立ち・洗浄力の向上に使われます。

 

 

【両性界面活性剤】

 

◎ベタイン系[アミド型]

 

●コカミドプロピルベタイン
●ラウラミドプロピルベタインなど…

天然成分を原料とした、高発泡性・低刺激性を有する両性界面活性剤。

 

アニオン活性剤との組み合わせにより、

 

優れた増粘・増泡性を示す。

 

その特性はとてもマイルドで、コンディショニング効果もあり、

 

ベビー用のシャンプーにも使われる洗浄剤。

 

 

◎ベタイン系[イミダゾリウム型]

 

●ココアンホプロピオン酸Na
●ラウロアンホ酢酸Na
●ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルメチルグリシンなど…

特に眼に対する刺激が低い両性界面活性剤。

 

ベビーシャンプーなど、低刺激性洗浄剤の基材として使用される

 

※ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルメチルグリシンは、

 

2007年6月に誕生した両性界面活性剤で、カラーの褪色を抑えることに対して非常に高い効果を持っています。

 

 

◎アミノ酸系

 

●ラウリミノジプロピオン酸Na

 

両性とアミノ酸の両方の良い点を持ち、

 

眼・皮膚への刺激性が最も少ない低刺激性の両性活性剤。

 

 

【非イオン性界面活性剤】

 

●コカミドDEA

シャンプーに配合すると、泡の安定性向上、起泡、増粘、などの効果が得られる。

 

ただし補助的に配合するのがベストで、配合比率が高すぎると髪の質感低下につながる。

 

●ラウラミドDEA

シャンプーに配合すると、泡の安定性向上、起泡、増粘、などの効果が得られる。

 

皮膚に対して刺激を緩和する作用もあり、高級シャンプーや洗顔料に使われる。

 

コカミドDEAよりも高性能である。

 

●デシルグルコシド
●ラウリルグルコシド

 

シャンプーに配合すると、泡の安定性向上、起泡、増粘、などの効果が得られる。

 

低刺激性で洗浄力を持ちながら高発泡性の非イオン性界面活性剤。

 

※非イオン系は基本的に乳化剤や安定剤などに使用されることが多いので、ここでは発泡剤として使用されるものを紹介しました。

 

 

【カチオン性界面活性剤】

 

[〜クロリド]
●ステアルトリモニウムクロリド●ベヘントリモニウムクロリドなど…

第四級カチオン界面活性剤。カチオンとは毛髪に吸着しやすい状態のことをいう。

 

毛髪に吸着されて帯電防止、しなやかに柔軟効果を示す。

 

インバスタイプのリンスやトリートメントにはほぼ確実に含まれ、

 

シャンプー後の髪のコンディションを整える。

 

トリートメント成分とは異なり、一時的に質感をアップするものである。

 

静電気や絡まりを防ぐのに有効である。

 

ただし、タンパク変成作用、殺菌作用なども有すので頭皮には付かないほうが好ましい。

 

[〜アミン]
●ステアラミドエチルジエチルアミン●ベヘナミドプロピルジメチルアミン

いわゆる低刺激カチオン性界面活性剤。

 

第四級カチオン界面活性剤(〜クロリド)よりも低刺激でほぼ同じ効果がある。

 

毛髪に吸着し、帯電防止、柔軟性などの機能を発揮する。

 

皮膚や眼に穏和で生分解性にも優れている。

 

●ラウラミンオキシド

カチオン性の界面活性剤。

 

シャンプーに配合すると、気泡力・洗浄力増強、

 

泡の安定性向上が望める。

 

また、帯電防止などのヘアコンディショニング効果もある。

 

肌に対しても低刺激な成分である。

 

●クオタリウム−○

○の部分は数字が入る。

 

数字によって効果が変わるます。

 

毛髪にはクオタリウム−33がオススメです。

 

詳しくは、別項で説明します。

 

●ポリクオタリウム−○

○の部分は数字が入る。

 

数字によって効果が変わります。

 

毛髪には、ポリクオタリウム−7・10・51・61・64がオススメです。

 

以上がシャンプーやトリートメントなどに配合されている界面活性剤の概要です。

 

まとめ

 

補修力◎ タンパク質由来系
           ↓
補修力◎ アミノ酸系(グルタミン酸系)
           ↓
補修力○ ベタイン系・アミノ酸系(アラニン系・サルコシン[グリシン]系)・タウリン系
           ↓
補修力△ 酸性石けん系・α−オレフィン系・スルホコハク酸系・アミドエーテル硫酸系・非イオン性活性剤
           ↓
補修力× アルカリ石けん系・高級アルコール系(アルキルエーテル硫酸系)

 

まず高級アルコール系の活性剤が入っていないもの。

 

そして、水の次に書いてある主洗浄成分が、タンパク質系・アミノ酸系・ベタイン系・タウリン系のシャンプーがオススメです。

 

また、酸性石けん系・α−オレフィン系・スルホコハク酸系・アミドエーテル硫酸系・非イオン性活性剤などの場合は、

 

水・主洗浄成分の次、なるべく3・4番目以降に含まれるものが良いと思います。

 

成分は日々開発されているため、ここに書いてあるものが全てではありませんが、

 

シャンプーなどを選択する際の参考になれば良いと思います。

 

 

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